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足利市トリガーポイントへのアプローチについて
投稿日:2019年11月15日
過敏になった侵害受容器(感覚神経系の反応)のあるポイントを「トリガーポイント」と呼びます。
トリガーポイントは、筋膜上のみならず腱・靭帯・脂肪・皮膚などの結合組織に広く存在し、筋膜以外も治療対象となることがわかってきています。
最近の研究では、トリガーポイントは、侵害受容器など痛みのセンサーが高密度に分布しているFascia(ファシア)に優位に存在している可能性が示唆されています。
線維性結合組織を意味するファシアは、動かないことや使いすぎによって、伸長機能不全がおこり、刺激に敏感になったりして、痛みや可動域制限などの症状を起こすことで知られています。
トリガーポイントによって引き起こされる痛みを「筋膜性疼痛症候群」以下、MPS言いますが、採血やレントゲン等の検査では、異常が認められません。また、注意しなければならないことは、このファシアの異常と痛みを感じている場所が離れていることが稀ではないのです。
当院は、医師のみならず、多職種での連携が必要と認識しており、ファシアの評価を訓練された施術者が、機能解剖学的評価を行い、発痛源を追究していくことが大切だと認識しています。